そんな足元を整えてくれるのが、ソックスという存在。肌を隠すためではなく、装いに知性を添える一足。 今回は、海外のファッショニスタたちの着こなしをヒントに、夏から秋へと移ろう季節の、大人のソックス選びをご紹介します。
STYLE | 01
スポーティなショーツを、
肉厚ソックスで“街仕様”に。
Tシャツにナイロンショーツの気負わないスタイルも、スニーカーのままではラフに寄りがち。黒のローファーと、ほどよく厚みのあるリブソックスを効かせれば、素肌の面積はそのままに、一気にコーディネイトが都会的に。休日着が、街に似合う一着へと切り替わります。
STYLE | 02
白ショーツ×白ソックスで、
ヘルシーに、大胆に。
バイカーパンツにはスニーカー、という思い込みを軽やかに覆すスタイル。 鮮やかなハーフジップに白ショーツ、足元は白ソックス×ローファーで。 相反する組み合わせに見えながらも、ボトムスとソックスを同じトーンでつなぐと、下半身に連続性が生まれ、端正な見え方に。肌を見せることと、品よく見せることは、両立できるのです。
STYLE 01 & 02
RECOMMENDED ITEM
pile socks 24

足元に、心地よい立体感を。
ミニマムなボトムスに味付けする秘訣は、足元にほんの少し重心をつくること。MARCOMONDEのパイルソックスは、ふっくらと編み立てたパイル地でクッション性にすぐれ、長時間歩く日も快適。カジュアルな表情ながら、ローファーやレザーシューズと合わせると、不思議と品のある佇まいへと変わります。
STYLE | 03
ポップトラッドに挿す、
名脇役な白。
ハーフデニムにアーガイルニット。キャッチーな色で楽しむトラッドは、ともするとキッズっぽさに傾きがち。それを絶妙に落ち着かせるのが、足元の薄手で光沢のある白ソックスです。素肌になめらかな一枚をひくように輪郭をやさしく整えて、スタイル全体に大人の落ち着きを添えてくれます。
STYLE | 04
バミューダは、
足元で重心を整えて。
肩の力が抜けたバミューダは、ボリュームがあるぶん足元でバランスが決まります。美しいドレープのパンツに、薄手ソックスとイントレチャートのローファーを。ボトムスとトーンを揃えたソックスは、控えめでいて確かな存在感。ゆるやかなのに、どこか端正。その余裕は、足元の小さなひと工夫から生まれるのです。
STYLE 03 & 04
RECOMMENDED ITEM
fine gauge cotton ribbed socks 23

ベーシックだからこそ、
質感が際立つ。
シンプルなソックスほど、素材や編み立ての美しさが表れます。上質なエジプト綿を使ったMARCOMONDEの定番は、シルクを思わせる自然な光沢となめらかな肌触りが魅力。細番手ならではの繊細な表情は、ローファーからメリージェーン、サンダルまで美しく調和。装飾ではなく、質感で魅せる一足です。
STYLE | 05
レッグウォーマーは、
これからの季節の主役に。
レッグウォーマーは冬のもの、という思い込みを、海外のストリートは軽やかに覆します。長袖に揺れるスカートを合わせた秋めく装いの足元に、フィット感のあるレッグウォーマーを一足。素足では物足りず、ソックスではありきたり——そんな端境期にこそ、足の甲をのぞかせながら脚に奥行きを添えてくれます。足すことで、かえって軽やかに見える。季節の変わり目ならではの装いです。
STYLE | 06
サンダルは、
重ねることでより自由に。
素足にサンダルという夏の定番も、視点を少し変えて。 プリーツスカート×スポーツサンダルの軽快な足元に、あえてレッグウォーマーを重ねれば、スポーティとエレガンスのどちらにも寄りすぎない絶妙なバランスに。素足とソックスの中間のような見え方で、脚に自由な奥行きが生まれます。冷房や朝晩の冷えにも応えてくれる、これからの季節にうれしい足元です。
STYLE 05 & 06
RECOMMENDED ITEM
cotton wide ribbed leg warmers 28

足元から、季節を先取りして。
レッグウォーマーは、防寒のためだけのものではありません。上質なコットンのワイドリブは肌離れがよく、冷房の効いた室内や朝晩の冷えにも心地よく寄り添います。ルーズにたるませれば、サンダルにもローファーにも自然な奥行きが生まれ、足元に新しいリズムをもたらします。タイツほど重くなく、ソックスよりも自由。その曖昧さこそが、これからの季節に新しい選択肢をくれます。
足し算もまた、大人のおしゃれ。 ソックスで輪郭を整えたり、薄手の白で肌にやわらかな余白をつくったり、レッグウォーマーで素足とのあいだに曖昧な境界を描いたり。
足もとにソックスを一足合わせるだけで、装いの可能性はぐっと広がります。
夏から秋へ——移ろう季節の装いは、足元からもっと自由になる。定番でありながら、どこか新しい。そんな選択肢を、これからの季節に。
Izumi Akamatsu